西町地域を巡る
栃木県日光市は東武バス日光と共同で、同市西町地域でのグリーンスローモビリティ(グリスロ)の運行を4月26日に開始した。同市内西町地域を今年もグリスロが巡る。
グリスロ事業は、田母沢御用邸記念公園や憾満ヶ淵(化け地蔵)、金谷ホテル歴史館(カテッジイン)などの観光資源を多く有する西町地域の回遊性、観光客の満足度向上などを目的に両者が昨春から実施している。時速20キロ未満でゆっくり走行することで日光市内の街並みを楽しみながらの移動が可能で、電気走行で環境保護にも寄与する。昨年7月には運行エリアを拡大し、日光駅と世界遺産「日光の社寺」の玄関口である「大猷院・二荒山神社前」の停留所を結ぶ便を新設した。「少しずつ観光客の皆さんにも認知され始めている。世界遺産『日光の社寺』の西側にも魅力的なスポットがたくさんあるので、ぜひお越し下さい」と同市担当者。
両者は今年も同事業を継続し、11月23日までの運行を予定している。定員は21人(着席14人)。料金は1回200円(小学生は100円)で、現金、交通系ICカード、PayPay決済などに対応する。
運行ルート
鮮やかな赤色が特徴の日光のグリスロ